おれんじめいじonline vol.02:博多人形絵付け体験

株式会社明治産業のアートな取り組みについてご紹介する、オンラインジャーナル「おれんじめいじonline」。
今回は、継続的に福岡市内の小学校へ出前授業にいったり、社内で体験ワークショップを行ったりと、明治産業とも馴染み深い「博多人形絵付け体験」について特集します。

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中村弘峰(中村人形 四代目)

明治時代から福岡の地で続く、博多人形師の家の若き4代目。「もしも、江戸時代の人形師が現代にタイムスリップしてきたら」というアイデアと「人形とは人の"祈り"を形にしたもの」をコンセプトとして、伝統と革新を融合させた新しい人形づくりを展開しています。工芸とアートを軽やかに越境するその作品群は、国内はもちろんのこと、世界的にも高く評価を集めています。
https://www.nakamura-ningyo.com/hiromine/

[profile]
1986年 福岡県福岡市生まれ
2009年 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2011年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
2011年 人形師で父の中村信喬に師事

目次

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「博多人形」とは...
1600年の黒田長政の筑前入国の際に、集められた多くの職人たちによってつくられた"素焼き人形"がもととなった福岡の伝統工芸。明治時代にはパリの博覧会でも高く評価され、このころから「博多人形」の名称で知られるようになりました。現在も福岡の街の各所で、目にすることができます。
(参考https://www.hakataningyo.or.jp/about/)

『NEXT Traditional(ネクスト・トラディショナル)』
2022年より、当社が福岡市博物館に併設された「はかた伝統工芸館」を運営するLOVE FMとともに、福岡の伝統工芸である博多人形の絵付け体験を、市内の小学校へ出前授業としてお届けしている活動を行っています。


絵付け体験の出前授業

2022年より、明治産業は弘峰さんとコラボし、市内の小学校へ博多人形の絵付け体験をお届けする出前授業を行っています。

「最近の小学校では、僕らが子どもの頃よりも図工の時間が削られていると聞きます。僕の美大時代の友達には、幼い頃に先生や友達から『上手だね』と言われた、そのたった一言がきっかけで『アーティストになろう』と決意した人がたくさんいます。そのような小さなきっかけからでも、将来の業界を担うような作家を生み出すことって本当にあるんです。
だからこそ、いま皆さんと一緒に行っている出前授業の活動などを通じて、隣の誰かから『お前の作品、すげえな』という一言が生まれる場面を取り戻し、未来につなげていくことが出来たらと思っています。」

※レポート記事より抜粋・一部要約

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絵付け体験の出前授業~社員体験編~

普段は地元の子どもたちへ向けた絵付け体験ですが、番外編として、明治産業の社員たちも博多人形の絵付けに挑戦しています。
 弘峰さんによる博多人形の基礎知識や現状についてレクチャーを受講後、社員みんなで博多人形への絵付けを体験。完成後には審査員たちによる特別賞の発表をはじめ、互いの作品を鑑賞し、その表現や発想力を称え合うひとときに。

「今回のように、企業の大人向けに絵付け体験を行うのは初めてでしたが、参加された社員の皆さんからは『面白いものをつくりたい』という想いが感じられて、すごく良いなと思いました。一人ひとりが自分なりに悩みながら、限られた時間のなかで何かをチョイスして、作品に落とし込む。これって例えば仕事のプレゼンなんかにも通じる面白味でもあるんじゃないかな?と感じました」

※レポート記事より抜粋・一部要約

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