おれんじめいじonline vol.04:廃材アート

株式会社明治産業のアートな取り組みについてご紹介する、オンラインジャーナル「おれんじめいじonline」。
今回は、廃材を用いて絵具をつくり、社員で一枚の絵画をつくった「廃材を用いたアートワークショップ」について特集します。

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綾海

画家。キャンピングカーで日本全国を旅しながら、土地ごとの廃材を調査・活用して「100年後の未来」を描くアート活動を続けています。また、廃材からアート作品を生み出すアーティスト団体「一般社団法人 文化芸術循環機構」代表理事として「エコアート®」の講演や学生とのアートイベント、廃材絵の具づくりワークショップ等も開催しています。
https://www.instagram.com/ayami_ecoart/

目次

まずはこちらの作品をご覧ください。

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当社の合言葉である「ファーストペンギン」を描いた、大きな作品。
こちら、実は廃材を用いた絵具で描かれているのです...!
指導してくださったのは、画家の綾海さん。

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このワークショップは、明治産業の社員自らが企画・運営する社内アート活動である「MAC会議」のメンバーが発案。3日間にわたるワークショップとして実施されました。

1日目:海浜清掃活動で廃材を回収する
事前準備として志賀島、ももち浜の海岸にて清掃活動を行いました。社外清掃は、月に一度、薬院のまちでも行っています。寒いなかでしたが、「きれいになる」ことに加えて「絵の具の素材集め」という側面も加わり、気合じゅうぶんで取り組むことができました。

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2日目:回収した廃材から絵の具を作り、みんなでひとつの絵画を描いてみる
アートと社会の関わりを理解するための綾海さんの事前レクチャーを受講後、砕いた廃材をさらにパウダー状にし、顔料と混ぜて、絵の具にしていきます。その後はチームに分かれ、大きなキャンバスに思うままに描いていきました。

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3日目:みんなで描いた絵画に綾海さんが最後の仕上げを加えた完成作品のお披露目
最後に綾海さんに手を加えていただき、しばらく乾燥させて、お披露目。絵の具から作り上げたと思うと、達成感もひとしおです。作品タイトルは「ファーストペンギン」。明治産業の合言葉です。

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「企業の社員の方のみに向けたワークショップは初でした。まず第一印象として、社員さんたちは皆さん仲が良いんだろうなと感じました。どんなワークショップをやるにしても、まず参加者同士の関係が良くないことには楽しめません。今回の作品も、その仲の良さがあればこそ完成出来た絵という感じがします。
 私は絵を描いたり、ものづくりをすることは、それを通して「世界を知る」ことだと思っています。私自身だけでなく、私の活動に携わって下さる方にも、こうしたワークショップがその時テーマになっている素材へ目を向ける機会になれば嬉しいです。
 人が幸せを感じることのひとつに「自分で選択できること」があります。自分で判断できる選択肢を広げるためには、物事の本質を知ることが大切です。例えばSDGsでも、なんとなく新しいルールのようなものとして捉えるのではなく、まず自分の中にきちんと落とし込んだうえで「だからSDGsを実践するんだ」と自分で選択できることが、一人ひとりの幸せに繋がっていきます。そのように物事の本質を知ろうとする「問い」を常に持つことが大切だと思います。まずはどんな簡単な「問い」でも良いと思うんですけど」

※レポート記事より抜粋・一部要約

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