おれんじめいじonline vol.10:演劇作品を用いたリスペクトコミュニケーション研修
株式会社明治産業のアートな取り組みについてご紹介する、オンラインジャーナル「おれんじめいじonline」。
今回は、おそらく世界初、演劇作品の上演を用いた「リスペクトコミュニケーション研修」について特集します。
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上演したのは、PUYEYさまの「おんたろう」という20分間の作品。
心の奥底に押し込めた感情を声に出し解き放つ手助けをしてくれる不思議な存在「おんたろう」が、とある歯科医院で働く女性の背中を後押しするストーリーです。
【あらすじ】
とある歯医者で働く歯科衛生士、葛木和(かつらぎのどか)の前に「おんたろう」が現れた!
おんたろうは、人間の感情エネルギーを司る神・エモ神様から和のネガティブエネルギー(負の感情)を軽減させるために派遣されてきたのだった。ハラスメントとの向き合い方をユニークに描く短編演劇。
今回実施した「リスペクト・コミュニケーション研修」は、ハラスメントへの意識向上と理解を目的に企画された、明治産業オリジナルの研修プログラム。一方的な講義スタイルの研修ではなく、演劇作品を用いたワークショップを通じて、ハラスメントのことを「自分事」として理解を深めます。
当日は会社の会議室に特設された劇場空間で、まずは社員全員が「おんたろう」を鑑賞。その後、社員みずから「おんたろう」になりきってみるワークや、自分自身の実体験に照らし合わせたアンケートなどを実践しました。演劇という"フィクション"を一度挟むことで、普段なら心の奥に飲み込んでしまう感情も、少しだけ正直に外へ解き放つことができました。